2013年01月16日
アダルト・・・？
雪の成人式となった今年。占い目線から成人という意味を考えてみようと思います。成人＝大人＝アダルトとは、２０歳からというのが昨今の基準ですが、体感的に皆さんは何歳が成人だと思われますか？お酒やタバコを始めた時、自分で稼ぐようになった時、養うものができた時、精神と肉体の年齢が合致した時などなど、人それぞれだと思います。
成人という言葉に私はいつもしっくりきません。子供を育てていても、私は大人です！とは言えない私。日々、子供にダメだしされていますし、一般社会からはかなり脱線しておりますし・・・。
占いで私がよく使う、本当の大人への入り口とか、大人の一歩ですよとか、力を込めて依頼された方に応援メッセージを伝える時があるのです。
西洋占星術ではサターン・リターンという言葉が使われたりします。サターンって聞いたことありますよね。アニメの悪者みたいなイメージですが、これは土星のことです。土星は厳しい状況を作り出す星とされています。制限、規制、忍耐、努力、時間、抑圧などなど、確かに厳しいものを象徴します。自分が生まれた時の土星の位置は、人生での修行のテーマ、苦手な分野、克服すべきものとして、課題を与えられたような感じになります。土星は約２９年の周期なので、２９歳～３０歳のころに、自分が生まれた時の土星の位置に土星がかえってくる＝リターン（回帰）ということになるのです（詳細は書きませんが・・・）。
その時期を過ぎた方は振り返ってみて下さい。２９歳頃、いかがでしたか？ 土星だけで判断するのではないので、軽く通りすぎる人も、いや～大変だったという人もいるでしょう。私にはこの時期が大人になるためのチェックポイントのように思えています。親に育てられ成長し、自分で歩き始め、仲間や知識を得て、社会に出て、世界が広がると同時に、いろんな問題にぶつかる頃でもありますよね。苦しみの中で自分を見つめた時、それを乗り越えた時、初めて大人の一歩を踏み出したといえるのではないかなと判断しています。さらには、親から与えられた価値観や自分というキャラを一度リセットする機会にもなります。
次のサターン・リターンは還暦の頃。納得した３０代～５０代を生きてきた人は、若い時の自分を振り返って、満足が大きいのではないでしょうか。
なので、私は３０歳からがアダルトかなと思っております。まだまだ勉強中の身ですが、昔の人が生きていくために研究してきた様々なことにはとても深い意味があり、現代に照らし合わせてみると、教えられることが多々あります。
